蜂蜜を自分で作りたい方へ!まずはミツバチを捕まえよう!

はちみつ
Pocket

養蜂をして、蜂蜜を作ることはとても難しいように思えます。ですが、蜂蜜を自分で作ることは不可能ではありません!

しかし、蜂蜜を自分で作りたいならば、まずはそれを作ってくれるミツバチを捕まえる必要があります。

では、どうやってミツバチは捕まえれば良いのか。また、どの種類のミツバチなら良いのか。それらについて、解説をしていきましょう。

ミツバチの種類と特徴について

全世界で9種類しかいない

ハチと分類される昆虫は、世界中で数え切れないほどの種類が存在しています。しかし、それだけ多いハチの中で、ミツバチと分類されるのはたったの9種類しか確認されていません。

ハチの中では種類が非常に少ないことが特徴的だと言えます。
さらに、日本においては、その9種類いる中の2種類が主に生息しています。

養蜂についても、この2種類が主に利用されています。
多くハチがいる中でも、蜜を作るハチは限られている。そう考えるだけでも、蜂蜜を作ってくれる種類のミツバチは、とてもありがたい存在ですよね。

その他の蜂の種類に関しての記事はこちら → 日本に生息するハチは何種類?代表的なハチをご紹介

養蜂に適しているセイヨウミツバチとニホンミツバチ

ミツバチの仲間の中で、一番多く養蜂されているのが、セイヨウミツバチです。

セイヨウミツバチは人為的な蜂蜜作りに適した種とされ、日本だけではなく、世界各国で蜂蜜作りに利用されています。

セイヨウミツバチの他に、ニホンミツバチという種類も蜂蜜作りを行ってくれる種類として知られています。ですが、蜂蜜作りにニホンミツバチを活用するのは技術が必要であることから、それほど多くが使われているわけではありません。

蜂蜜を作るのであれば、使用しやすいセイヨウミツバチを捕獲して、飼育していくことが良いでしょう。ミツバチ作りにある程度慣れれば、ニホンミツバチを捕獲するのも良いでしょう。

ミツバチはどうやって捕獲するの?

分蜂が行われる時期を狙う

ミツバチの一つのコロニーは、ある時期がくると一定の数の蜂が新たなコロニーを作るために群れを分かちます。このことを専門用語で分蜂と呼ばれています。

ミツバチを捕獲するにあたっては、この分蜂のタイミングを逃さないことが重要です。分蜂が行われる時期としては、春から夏にかけての季節です。

秋や冬にかけては分蜂は行われませんので、その点には注意しておきましょう。このタイミングを逃すと、また次のシーズンを待たなければなりません。

また、この分蜂のタイミングは、気候によって変動があります。ですので、分蜂の時期は日本国内でも気候の違いによる地域差が生まれますので、自分の地域の分蜂のタイミングを押さえておくことも大切です。

巣箱にうまく誘導する形で捕獲を行う

分蜂のタイミングが分かれば、次にうまく巣箱へと誘導を行う段階に入りましょう。

巣箱への分蜂の方法は様々ですが、一番シンプルな方法は、ミツバチが多く発生する場所に蜂の巣箱を設置しておくことです。これだけでも、ミツバチが巣箱に分蜂してくれます。

その他、既に分蜂し始めてコロニーを形成しかけている蜂を、うまく巣箱に誘導をする方法などもあります。

ミツバチには新しい巣を探す偵察隊が居ますので、その偵察隊を上手く誘い込むことができれば、あとは蜂が新たにコロニーを形成するのを待つだけです。

ミツバチの巣箱の作り方

作りやすさやコストの面で、作る巣箱のタイプを決める

ミツバチを養蜂するためには、巣箱と呼ばれる人工的なミツバチの巣が必要です。その巣には、幾つかの種類があるため、作りやすさやコストなど、自分が置かれている環境を踏まえて作りやすいタイプの巣箱を作りましょう

一番簡単なものであれば、丸太の中心部をくり抜いて円筒状にするだけでも、十分なミツバチの巣箱となります。その他、有名な巣箱の形状として、重箱式と巣枠式の二つがあります。

セイヨウミツバチの場合、巣箱の多くは巣枠式のものが主に使われています。ですので、まずは巣枠式の巣箱を作ってみましょう。

巣枠式巣箱の作り方

それでは、実際に巣箱を作るとするならば、どうやってそれを作っていけば良いのでしょうか

巣枠式巣箱の作り方について簡単に説明すると、ベースとなる枠を作り、そこに取り出し可能な枠を入れていく工程となります。

素材は主に木の板(杉の板)と、それを固定するための釘やネジだけで、材料はとてもシンプルです。

巣箱を作る際の寸法については、基本的な形状というものがあります。養蜂に関する本はもちろん、インターネットでも設計図が公開されていますので、それを参考にして作ると良いでしょう。

まとめ

養蜂や蜂蜜作りは難しい側面もあります。ですが、分蜂のタイミングや適した巣箱を用意するなど基本的なことをマスターすれば、私たちにも不可能ではありません

今回の記事を参考にしてミツバチを捕まえ、オリジナルの蜂蜜を採取してみてください。自分で作った蜂蜜は、きっと一味違うはずです。

Pocket